フリーの商業デザイナー件ペットイラストレーターのShioriです!
ワンちゃんを描くとき、毛並みをリアルに表現するのは難しそう…と思っていませんか?
実は、いくつかの基本テクニックを押さえるだけで、驚くほど簡単に毛並みの質感を描くことができます!今回は初心者でも描ける!犬の毛並みを簡単に描くコツを紹介します。
🐶初心者必見!動物の毛並みを簡単に描くコツ🐾
— siori.satou (@siorisatou1) November 23, 2024
短毛と長毛の違いや毛の流れをつかむコツを解説。
練習方法も紹介!今すぐチェック✨#イラスト好きと繋がりたい #デジタルアート#犬好きさんと繋がりたい pic.twitter.com/5zkGcAIk9o
1,毛並み描写の基本
毛は「流れ」が重要

イヌの毛並みは、単純にランダムに伸びているのではなく、体の構造や動きに沿って「流れ」があります。この流れを捉えることで、自然でリアルな毛並みを表現できます。
顔を描く場合
・顔はマズル全体と目元は短毛にいたしますが、長毛種はまぶた部分はフサフサの子もいます。
・首元と頬はモフモフになりやすいです。
部分別特徴
1.頭頂部:毛が放射状に広がることが多い。
2.耳の付け根:毛が耳の周りで方向を変える。
3.胸や首元:毛が縦方向に伸び、重なりが多くなる部分。
4.尻尾の根元:毛が身体に向かって流れる。


全体を描く場合
・全体を描く場合は顔と共に両足と耳の裏を短毛にいたします。
・首元から胸~肩、背中、背中、太ももと尻尾にかけてモフモフになりやすいです。
2.毛の種類別特徴
短毛種
・毛が短く、身体に密着しているため、毛並みは滑らか。
・線は短く、少なめに描くことで自然な仕上がりになる。
・光沢感が出やすいため、光の当たる部分を意識する。
(例、各犬種のスムース系やブル系など)

長毛種
・毛がふわふわとしていて、ボリュームがある。
・毛の流れを柔らかい線で描き、毛先に向かって細くする。
・重なり合う毛束を意識して描くと、立体感が出る。
(例、各犬種のロングコート系やテリア系、ハウンド系など)

2,毛のタッチで表現
ワンちゃんの毛並みの流れが分かったら、線の描き方で毛並みなどを表現してみましょう。
線を描くときに、微かに揺らしたり、強弱をつけたりすることで、短毛、長毛、ソフト、ワイヤー、カーリーなど様々な毛質のニュアンスが出せます。

|点線型|
細い線で小刻みに点線と線を両方
描くような感じに
【使用部分】
・マズル、目元、耳の裏、両脚
短毛種なら輪郭に使用する。

|フサフサ型|
短い線を繰り出すような感じに
シュナウザーやテリア犬種は
顔や胴体に多用する
【使用部分】
・マズル、まぶた、耳の縁、首元など、両足以外なら体全体に使用する。

|線型|
均一な線で全体のラインを描く感じに
スムース系は全体的に多用する
【使用部分】
・マズル、目元、耳の裏、両脚
短毛種なら体全体に使用する。

|ほわほわ型|
細かい線を放射状に突き出るような感じに
子犬に多い毛質
【使用部分】
・頬、首元など、子犬の場合両足以外なら
体全体など。

|クルクル型|
はらうような線で雲を描く感じに
プードル系は全体的に多用する
【使用部分】
・マズル、頭頂部、両脚
プードル系なら体全体に使用する。

|モフモフ型|
長めの線を放射状に突き出るような感じに
顔部分にはあまり使用しない
【使用部分】
・顔(※マズル以外)、首元~胴体&尻尾に
使用する。

|サラサラ型|
描き始めは圧を上げながら最後は弱めながら
筆先を抜きはらうイメージで
【使用部分】
・長毛種なら顔(※マズル以外)、
それ以外なら首元~胴体&尻尾に
使用する。

|ガシガシ型|
ギザギザと描くような感じで
短く硬めの毛をイメージさせる
【使用部分】
・顔の輪郭や頬、首元~胴体&尻尾に
使用する。
着色のコツ

一番明るい色を全体に塗っていきます。

二段階暗い色で塗っていきます。

いたしますその上から主要な色を乗っけて
行きます。

ハイライトはなるべく白っぽい色で、日が当たっているところやその他の部分に短い線をまばらに描きこみます。
それでは今日はこのへんで
次回コーイケルホンディエの描き方初心者編です!
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
犬以外にも猫やウサギなどの簡単な描き方も紹介する予定です。